どんな道具お使いですか?

2014年10月12日/ コーヒーの抽出方法/ 珈琲器具/ 日記

本日、沖縄は強い勢力を持った台風19号上陸中で外は大荒れ。
明日、明後日とも台風の影響は出そうな状況です。
那覇空港は終日閉鎖。
なかなかこんな状況はありません。
それだけの勢力を持った台風19号。世間は3連休中。皆様はいかがお過ごしでしょうか?


今日は久しぶりにゆっくりする時間も取れたのでコーヒーを淹れる際に使う道具について、お話してみようかと思います。


今回お話するのはハンドドリップを行う時に使う道具についてです。
ご家庭でも使われていることの多い道具ですね。

一番一般的なコーヒーを淹れる方法がハンドドリップ。

僕自身、自宅ではこの方法でコーヒーを淹れる事がメインとなっています。


そんなハンドドリップ。みなさんはどんな道具を使って、どんな風に抽出していますか?
一番一般的で多くの方が用いる方法だからこそ、難しい抽出方法の道具選びはすごく重要だと思います。
そんな僕が使う道具をまず紹介したいなと思います。

まずはドリッパー。
どんな道具お使いですか?

Kalita Wave Series 185


やはり一番の特徴は20個あるウェーブ(ひだ)ですね
どんな道具お使いですか?

Kalita Wave Seriesの3つの特徴
・特徴は20個ウェーブがあるフィルターとドリッパーとの接触面が少ないことから目詰まり起きづらいく、毎回スムーズに流れ安定した抽出を行えます。
・フィルター、ドリッパーともに底が平坦なのでお湯が均一になじみやすくなっています。
・Kalitaの一番の特徴である3つ穴が抽出液をスムーズに流してくれるので綺麗な味わいになりやすい。

この3つの特徴が沖縄セラードの考えるスペシャルティーコーヒーの素晴らしさを存分に表現してくれるポイントだと思っています。
沖縄セラードの考えるスペシャルティーコーヒーの素晴らしさのポイントにはコーヒー豆が本来持つ果実としての甘味、果実としての熟度を大切にハンドピックにより収穫されることなどから出てくる綺麗な液質。

この二つを1番表現することがスペッシャルティーコーヒーの素晴らしさを表現する上でもとても大切だと考えています。

最近よく聞くのがハリオのV60であったり、ケメックスであったり、ステンレスフィルターであったり、エアロプレスであったりとハンドドリップという方法だけでもかなり多くの道具が世に出回ってきています。

その中でどの道具を使うから美味しいコーヒーが淹れられるという考え方が大事なのではなく、「あなたの好きな味のコーヒーを抽出するためにはどんな道具を使うのか?」というところが大きなポイントとなります。

その時の流行だとかで道具を選ぶという方法であったり、人気というイメージ、「通」という感覚のイメージなどでの道具選びは失敗に繋がると感じています。

ではどんな風に道具選びをするべきなのか。
すごく重要なことだと思います。
一番簡単なのは、「自分が好きなコーヒー屋さんと同じ道具を使う」という道具選びの方法。
自分が好きなコーヒー屋さんというのは、自分好みの味のコーヒーを淹れてくれるコーヒー屋さんのことで、その味をご自宅でもと考えるのであればそのコーヒー屋さんとまったく同じ環境を作ってみることだと思います。
そうすると同じ道具を使っているのだから、質問もしやすく、情報の共有のブレも最小限で済むと思います。

あと、コーヒーはファッション(流行)ではなくカルチャー(文化)だと思います。

世の中にありふれている情報に振り回されて学ぶこともありますが、それはそれでかなり時間もかかるし、失敗するリスクも大きいと思います。

そして次に僕が愛用している道具がこれです。
どんな道具お使いですか?

Kalita 銅ポット 0.7L


愛用しているといういうものの、使い出したのはつい最近なんです。
ただこのドリップポット。
僕の中でのテーマ「温故知新」。
昔から残るデザインには何かしらの理由があるのだと思います。
もちろんものすごく使いやすいんです。それが一番の理由です。
あくまで僕の場合ですが、ポットの胴体部分からお湯が出てくるノズル部分が付け根の部分から細いのはちょっと使いづらさを感じていました。
このポットの場合、ノズルの付け根部分は太く、先端に向かうにつれて細くなっています。
どんな道具お使いですか?

僕はこの形状のほうがお湯を注ぐ量の調整の幅が広く行えると感じています。
要するに「ゆっくりと細くお湯をそそぐ」ということが必ずしも大切ではないということです。

コーヒーの味覚の種類は大きく分けて3つあると考えています。
・甘味
・酸味
・苦味

この味覚は抽出時に甘味、酸味、苦味の順番で出てきます。
その事を踏まえたうえで、浅煎りのコーヒー、中煎りのコーヒー、深煎りのコーヒー、それぞれ抽出方法や抽出時間が異なります。

浅煎りのコーヒーの場合はスピーディーにあまり時間をかけずに甘味を抽出する。
深煎りのコーヒーの場合はしっかりと時間をかけて、濃厚さや苦味を抽出する。

それぞれの特徴をしっかりと理解した上でお湯を注ぐためのドリップポット選びもとても重要だと思います。
昔から変わらないカタチはすごくシンプルですごく考えられている。
そんな大切なことを忘れられがちなのが現在のコーヒー事情にも見え隠れしているようにも思います。

と、こんな感じが僕の道具を選ぶ中での考え方。
ちょっと、いや、かなり専門的なことだからこそ、使う側の皆さんには伝えていかなければならないことだと感じています。


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Posted by 沖縄セラードコーヒー at 00:18│Comments(2)
この記事へのコメント
今月の25日から28日に沖縄を旅する予定です。もう台風と鉢合わせせず、飛行機もきちんと予定通りに飛んでくれることを信じながら。そして、セラードコーヒーさんを訪ねたいと計画しています。その時は淹れてもらったコーヒーと持ち帰りの豆を頂けたら嬉しいのですが。25日なら可能でしょうか?
Posted by コジマ at 2014年10月19日 21:41
コジマ様

コメントありがとうございます。
25日は通常通りコーヒー豆の販売とコーヒースタンドの営業を行ってりますので、ぜひともお立ち寄りください。

お待ちしております。
Posted by 沖縄セラードコーヒー at 2014年10月19日 23:15
 
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